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これからの選挙と「小沢氏無罪判決」の大きさについて

アメリカ事情、国際政治に大変詳しい副島隆彦先生が、最近の小沢氏無罪について、とても優れた文章を書いていましたので紹介します。

戦後、アメリカに歯向かった首相達が何人も葬られていきましたが、その中で「小沢氏無罪」は歴史的な事だと思います。
金融ユダヤ人の弱点は「真理」であるということを示してると思います。

時間、労力、心労をかけながらも、政治謀略に負けず、へこたれずに闘った小沢一郎氏を、国民として銘記すべきであるし、このような闘い方に学ぶべきものは多いのではと考えます。この無罪などを受けて、慌てて石原慎太郎、橋本徹両氏は結びついたように見えました。

副島先生の文章を以下に示します。副島隆彦学問道場 重たい掲示板より

 小沢一郎は、自己への厳しい試練のこの3年間を、ひたすら我慢し続けた偉大な政治家だ。小沢一郎は、あれほどの検察庁や最高裁判事ども(検察審査会の職員たちは最高裁の事務総局に属する国家公務員たちだ)による極悪非道(ごくあくひどう)極まりない、憲法違反(国民の代表たちへの政治弾圧)と数々の法律違反の裁判攻撃に対して、小沢一郎は、微(かす)かにも違法な手続きや、過剰な発言をしなかった。彼はひたすら耐えた。

 国民の言論の自由(憲法21条)と「裁判制度(司法権)の政治・行政からの独立」を、犯罪検察・犯罪裁判官どもに対して、法廷(公判)の場で、静かに穏やかに説得し続けることで、よくぞ我慢し続けた、と私は、小沢一郎の、終始一貫、まさしく実質の日本国王としての堂々たる態度に、再最大限の賞賛をおくります。

 法律官僚、司法官僚どもまでも使った、悪逆の限りを尽くした者たちからの違法な「法律という刃物」を使った攻撃に対して、小沢一郎は、決して動揺すること無く、ひとつも間違いを犯すこと無く、ひたすら厳正で冷静な裁判手続を自分の弁護士たちと、ひとつひとつ丁寧に、自己防御として出来るすべてのことを、ひたすら自らを自制して行った。 

 日本国憲法体制の三権分立( さんけんぶんりゅう)を立派に守り通したのは、自(みず)から犯罪者攻撃を受けながら耐え続けた、まさしく小沢一郎であった。

 この「小沢無罪の確定」のこの時、小沢一郎の素晴らしい、本当はこの国最高の権力者でありながら、自己抑制すべき国家権力の自己抑制の態度を最もよく知って忍耐を続けて、自分への不当極まりない政治弾圧に対して、昂然と正しい生き方と高潔な態度の取り方を貫いたことの、その凄さを、私たち日本国民が、最後の名誉、威厳を保った小沢一郎という日本国の最高指導者の誇り高い姿だと認定することが大事だ、そのように私、副島隆彦は思う、今、この時、日本の有識者たちが誰も、小沢一郎の苦労を労(ねぎら)わず賞賛しないのはおかしなことだ。

 もう次の選挙のことで慌ただしく事態が動くものだから頭が一杯で、小沢勝訴、無罪確定に対して誰も小沢勝訴を祝う人がいないことを知って私、副島隆彦だけは、歴史の証言者、目撃者として、ここにしっかりと書いておきます。

 本当の知識人、国民言論人は、滔滔(とうとう)たる歴史の流れを見つめ、慌ただしい目の前の現実の中に翻弄される日々であっても、ものごとの真の大局を知り、歴史を見る目の尺度での判定という、大きなものの見方を誤らない。 

 私は、切迫する今の時点だからこそ、これだけは書いて置きたかった。(中略)

 戦争(軍事衝突 して泥沼の戦争状態)というのは、ただの、国家間の民族主義的な憎しみ合いとか、領土紛争からの「政治の延長」や国民扇動ということではない。戦争とは、思想家の吉本隆明(よしもとりゅうめい)が言ったとおり、「戦争とは、別の新しいやり方をもってする民衆抑圧、国民弾圧のことだ」なのだ。 

 私は目下の緊迫した事態にも、ただ目先の自分の生活を支えることだけで必死の、多くの国民のことを思って、暗澹(あんたん)としながらも、しかし歯を食いしばって、日本国民に大きな真実を、私たち学問道場は、どんな勢力・集団・組織にも依存することなく、伝え続けます。

 取り敢えず 小沢裁判の小沢一郎の勝利、無罪確定を皆で祝い、それからのことに更に対処しましょう。

以下、2012年11月12日 日刊ゲンダイの記事

<狙いは魔女狩りプラス増税強行>

 今度の控訴審だって、ヒドイものだ。日刊ゲンダイ本紙は一貫して小沢無罪を主張してきたが、捜査、裁判は日刊ゲンダイ本紙の予想通りの展開をたどってきた。

 つまり、検察は小沢の秘書をとっ捕まえて、ギュウギュウ締め上げたものの、裏金の証拠とか何も出てこなくて、2度も不起訴にせざるを得なかった。それでも検察審査会が感情論で強制起訴したが、その裁判も1審は無罪になった。当たり前の話で、証拠は何もないからだ。

 この時点で小沢は3度、無罪になったようなものだ。ところが、検察官役の指定弁護士は控訴を決めて、無理やり、裁判を長引かせた。その結果、12日まで無罪確定が延びたのである。

 ふつう、無罪判決を受けた人間を控訴して、再度、被告人にするのであれば、それなりの証拠、隠し玉があるべきだが、何もなかった。しかも、控訴の記者会見で指定弁護士は有罪への自信を見せて、小沢=有罪の印象を強調していた。明らかな人権侵害、名誉毀損が白昼堂々行われたのだが、メディアはそれを垂れ流した。

「それだけじゃありませんよ。最初から勝ち目がない控訴審をなぜ、やったのか。結局、この間、小沢氏の政治活動を封じ込めるためではなかったのか。当然、そういう疑惑が出てくるのです」(永田町関係者)

 1審の決着は今年4月。しかし、控訴されたため、小沢の無罪が確定せず、小沢は離党に追い込まれ、この間、消費税増税法案が可決した。

 魔女狩り裁判プラス増税謀略ではないか。何という連中なのか、とゾッとするが、とりあえず、12日の控訴審決着は、ギリギリだ。まだ選挙前。第三極の行方もこれから。今後はフリーハンドを得た小沢にフル回転で暴れてもらうしかない。
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小沢一郎氏裁判 結局何が罪で問題なのか

江川紹子さんが、9月26日に判決のあった陸山会事件について、なかなか客観的と思われる分析をしていましたので、転載します。文章はこちらで少し整えています。

つねづね、江川紹子さんの諸発言からは、どんな時もちゃんと真実と不正を伝えようという姿勢を感じます。ジャーナリストの鑑だと思います。
最後の2段落は、こちらのコメントです。

参照元はこちら江川紹子氏 陸山会&西松事件での検察側の論告のまとめ

あんまりパッとしないんじゃないかな、検察の論告

 陸山会&西松事件での検察側の論告は、やはりパッとしなかった。特に陸山会事件での大久保元秘書の関与については、「…と考えられる」「…とは到底考えられない」「…はずがない」「…としか考えられない」「…と推認される」と推測に次ぐ推測(で状況証拠の間を埋める展開だった。要は証拠がないまま推測して論を展開した)。石川議員との「共謀」すらそうなのに、池田元秘書とは石川議員を介した「共謀」で、説得力はますます希薄に。
 違法な献金を隠すために嘘の記載をしたとの「動機」についても、①石川氏に5000万円を渡したとする裏付けがない、 ②小沢氏が土地購入代金として提供した4億円が不正な金であるという証明がない。
 それどころか、石川氏が水谷建設から金を受け取ったとされる時期は、小沢氏から4億円を入金した時期より後なので、小沢4億円に水谷の5000万円は入りようがない。しかも大久保氏が水谷から金を受けとったとされるのは翌年なので、土地購入の資金になりようがない。
 これで「小沢氏から借りた4億円は、その由来を公にできないものであった」と言われても、裁判所も困るだろう。いったい何のために、何期日も使って水谷関係の証人を調べたのだろうか…
 また、4億円の分散入金は小沢氏からの借り入れを隠蔽するためというが、銀行に預金すれば記録が残り、「隠蔽」にならない。「隠蔽」したければ事務所の金庫に隠しておくだろう。このように、検察のストーリーは無理や矛盾を重ねていて、取り繕いようがなくなっている、と言わざるをえない。
 ただ、これで3人とも無罪かというと、そう単純ではない。党代表選への影響を考慮して、土地購入の公表を遅らせようと本登記を意図的に翌年にずらしたことや、きちんと記録しないまま他の政治団体との間で資金の融通をしたことを、裁判所がどう判断するかは、判決を聞いてみないと分からない。
 その程度は他の政治家もやってるじゃないか、と言う向きもあるだろうが、交通違反で「なんで俺だけ。他の人もやってる」と主張しても通らないのと一緒で、代金支払いの年に報告すべしと裁判所が判断すれば、有罪になる可能性もある。
 一方、西松事件についての論告は、陸山会事件に比べれば、それなりの説得力はあった。ただ、献金していた政治団体は西松建設のダミーという検察側主張に合わない同社元総務部長の法廷証言(「政治団体がダミーとは全く思っていなかった」「事務所も会社とは別に借りて資金も別だった」)に反論しなかったのはかなり拍子抜けした。
 この元部長は検察側証人なんだし、有罪か無罪かを占ううえで、カギとなる重要証言と思うのだが…。
(了)

以上です。

要するに小沢氏は、当時の党代表選への影響配慮から、その時期に大きなお金を動かすように見せたくなかったため、土地購入にかかる本登記を翌年にずらし、記録しないまま政治団体間で資金の融通をしたから、現在もやもやした対応をしているということなんですね。
しかし、それを検察側は、「動いた金の出所が怪しい」と、変な出所ではない(証明できない)ことが分かっているのに推測して有罪にしようとしているわけで・・。
双方のやっていることの悪意の度合、政局へ与える影響、悪質性からすると、検察の方が上のような気がしますが。

実際問題として、政治家なら、これくらいの記載ずらし等は、たぶんほとんどの人がやっていると思われますので、小沢氏を有罪にするなら、他の政治家に飛び火しないように、具体的な罪状の話をせず、「どうもあやしい」という推論を基に結論を導かざるを得ないでしょう。しかしそんな問題のすり替えに裁判所が乗っかっていいのか、と思います。
建前上だとしても、日本の人権、様々のルールの砦が裁判所なわけですから。


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先日あった、石川、池田両氏と大久保氏の判決要旨について

小沢一郎氏が、昨日6日の初公判後深夜、腹痛を訴え救急車で搬送されたとのことですが、いろいろな意味で、ご無事を祈ります。

報道によれば命に別状なし、とのことですが、心筋梗塞などでないことを祈りつつ。69歳で、あんな神経使う長い公判ですから、きついですよね。それは、若くても救急車で搬送されると思います。
昔のヒーロー番組じゃないですが、入院中に敵からいろいろと狙われるケースも多いので、
麻酔薬や点滴や、食事などに、何か盛られないことを切に祈ります。

ところで、先日あった石川、池田両氏と大久保氏の判決要旨についてですが、下記になるほどな説明がありましたので転載します。 転載元はこちら 晴耕雨読
ここから抜粋したものを掲載します。下記情報からは、霞ヶ関文学の一端が垣間見えます。

「「両被告が意思を通じていたこと」が証明されていないことを裁判所自らが自白しているに等しい:矢部善朗氏」  検察・司法・検察審査会

朝日新聞の落合先生の投稿を読んだ。

基本的に同感。
あらためて判決要旨を読んでみた。
参照したのはここ→ http://ow.ly/6MBkx

要旨なので相当省略されている可能性を踏まえて読む。

落合先生が事実認定で特に問題視しているのは、石川、池田両氏と大久保氏の共謀関係の認定の部分。

私もここが一番ひっかかる。

共謀共同正犯は、実行行為という明確な指標なしに犯罪を認定するものであるから、実行行為に匹敵する客観的事実に基づいて認定される必要があると考えられるところである。

この点で判決要旨で注目されるのは「明示的にせよ黙示的にせよ、石川、大久保両被告が意思を通じていたことが強く推認され」の部分。

つまり明示的な共謀か黙示的な共謀か認定できる証拠がないことを示している。

明示的な共謀が認定できる明確かつ具体的な証拠があれば、こんなことを言うはずはない。

黙示の共謀を認定する証拠があるのであれば、「明示的にせよ」とか言わずに端的に黙示の共謀を認定するに足る事実の存在を指摘すればいいはずであるが、判決要旨からそのような事実の存在が読み取れるだろうか?

判決要旨は、「明示的にせよ黙示的にせよ、石川、大久保両被告が意思を通じていたことが強く推認され、」に続けて「そうでなくても」と言っている。

「そうでなくても」に続き、「石川被告が大久保被告に登記の繰り延べ交渉を依頼した際、隠蔽の一環として、その必要性と対応を説明し、認識を共有したとみるのが自然かつ合理的。」と言っている。

この文章は、どこが根拠事実でどこが認定事実か不明だが、結論的には「認識を共有した」と認定している。

その認定そのものに多くの人から重大な疑問が指摘されていることは周知のとおり。

私も、判決要旨からは自然かつ合理的だと言えるようには思えない。

しかし、ここは要旨なので判断がつかないと言うべきだろう。

事実認定の当否をひとまず置いて、判決要旨の論理を追っかけてみる。

「明示的にせよ黙示的にせよ、石川、大久保両被告が意思を通じていたことが強く推認され、そうでなくても石川被告が大久保被告に登記の繰り延べ交渉を依頼した際、隠蔽の一環として、その必要性と対応を説明し、認識を共有したとみるのが自然かつ合理的。」

引用してみたが、よく読んでみると、「認識を共有したとみるのが自然かつ合理的。」の部分の「認識」がどういう認識を意味するのかよく分からない。

どうも「隠蔽」ないし「隠蔽の必要性」に関する認識と読むのが自然かつ合理的みたい。

これは予備的事実認定と言えるものです。

自信を持って「両被告が意思を通じていたこと」が「強く推認され」るのであれば、「そうでなくても」などと言う必要はありません。

木谷明先生も同様の指摘をされていると理解できます。

すなわち「両被告が意思を通じていたこと」が証明されていないことを裁判所自らが自白しているに等しいと言えます。

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