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小沢一郎氏の評判

とうとう、まさか、もしかして、の狭間から、小沢氏が民主党代表選挙出馬することとなりました。
結局小沢氏大嫌いの仙谷氏が譲らなかったのが原因のようですが。菅総理が「最高顧問」でどうですかと言って、鳩山氏がそんな実権のない職の提示で「子ども扱いされた」と怒ったのが経緯だそうで。


小沢氏は、過去に心臓を患ったこともあり、7、8時間に及ぶ予算委員会に耐えられないのでは、とか、説明嫌いだし、総理大臣大丈夫だろうかという不安もあったようですが、とうとう出馬しました。

個人的な勘ですが、68歳という年齢、これを逃してはたぶん一生ないだろう、ここは命かけてもやろう、と思ったのかなと思いました。ひとつの賭けに出たんだろうなと思いました。
鳩山さんもそれを思わせるようなコメントをしていました。

これも思うんですが、本人は結構シャイで、どちらかというと、チームに入れ知恵をして有利に導く参謀タイプなのかな、案外繊細でカメラはあんまり好きじゃないだろうなと思います。
総理になりたいけど、向いてるかな、オレ、みたいな感じなのかなと。

話は少し飛びますが、小沢氏が書いた「日本改造計画」には、首相が指導力の行使、権力の行使をしないと、日本ほどの影響力のある国になると、国際的に迷惑がかかる。とか、やるべき国際貢献はやる、しかし外圧に屈しない、という「普通の国」の概念の紹介、中央の情報集中、通勤での時間・コストロスを解決するため、地方分散型の都市計画、地方分権を進めること。高齢者の能力を活用すること。などなどが書かれています。
1993年の本なので、規制緩和、消費税増税など今の小沢氏の意見と変わりそうな部分もあります。

おそらく全体として言いたいのは、日本の内輪だけの、戦後の倫理観だけにとらわれず、リアルに国の未来や国際環境をとらえて、普通の駆け引きも、貢献も、歴史反省もできる、「普通の国」になりましょう、ということなんだろうなと思いました。確かに戦後日本では、あんた右翼、あんたは左派といって、自分の国の価値観だけで、「これはいい」「これはわるい」と議論をするのが多かったような気がします。

書評によると、今でもこの本は米大学のMBA政治政策コースで最重要図書にとりあげられ、向こうの政治学の学生から、小沢のあの政策はどう思うかと聞かれるほどの名著のようです。英語版は「Blueprint for a New Japan」というのですが、こないだブックオフにこれがあったのを見て、英語版もここで見かけるとは、やっぱ重要図書なのかも。と思いました。 
現状を見ると、日本の有力政治家の理念を欧米のほうが研究し、戦略分析されまくってるようで、国益的にそら恐ろしい気もします。

最近の小沢氏の虚偽記載問題について、副島隆彦氏、日刊ゲンダイなどによると、あれは、結局年度書き間違い程度の問題で、小沢氏が指示した根拠もなく、また、田中角栄の弟子の彼ほど資金管理に気を使う政治家もない。ほんとに彼が起訴にあたる悪いことをしたのか、国民はしっかり注視したほうがいい、的なことを言っています。

一般の認識はどうなんだろうと、近くの友達などに小沢氏出馬について聞くと、やっぱ「政治とカネ」の問題があるから良くないとなぁ、と言う人がほとんどで、その疑惑の何が問題かというよりも、なんとなくあやしい、黒い感じがする、というテレビのネガティブキャンペーンの成果?によるところが多いような気もします。
最近は「各地域で反発の声」的な報道ががよく見られますし、「菅氏超有利」みたいなちょっと極端な世論調査が目につきます。

当分混乱しそうな世の中、少なくとも我々は、テレビからだけでなく、ネットでも本でも、もっと自分の手で、小沢氏、菅氏などについて調べたほうがいいんだろうなぁ、と思いました。
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