コンテントヘッダー

日本と中国の衝突の回避方法について

副島隆彦先生の「ぶり返す世界恐慌と軍事衝突」という本で、尖閣の問題解決について書いてありましたので示します。

この本には、
「日本と中国は、どうやってみても軍事衝突させられる。そのときは円安に振れる 」と書かれています。(当たってきています・・。)

まず、尖閣領有問題とそのルールなどについて、上記本より書いておきます。

国際社会では、領有というのは、相手国との合意がないと決められないことである。
「尖閣は日本の領土だ、固有の領土だ、昔からそうだ、古い地図もある」と日本人は感情的になって主張する。
だが、それは相手との交渉がなければ決められないことである。何らかの合意がなければだめである。
(ベルサイユ条約、ヤルタ会談などもそう。)

相手の意思を十分に聞こうともせずに一方的に主張するのは、おかしいを通り越して、見苦しい。
さらに、アメリカ(米軍)から返還されたのだから、だから日本に領有権がある、という理屈も成り立たないことはこれで分かっただろう。
(相手国の合意があって初めてこの問題は解決できるから。また、日本に返還された沖縄の「施政権」は「主権」とは別概念である。)

(たしかに、日本人はこの問題について、中国と正面から議論するのを避けて、一方的な主張を自国民に吹聴しているだけのように見えます。内輪だけで、決まっていると言っても始まらないと思います。まあ、見てると、頭と心を使って交渉する自信がないからなんんでしょうけども。)

中国人が、「日本人は国際社会のルールを知らない。歴史の勉強が出来ていない」と主張しているのはこのことだと私は思う。私たちは、相手の意見を聞くために、中国政府の高官や言論人などを、テレビ、新聞社に招いて、自らの考えを十分に言わせるべきなのだ。それをまったくやらせようとしない。戦後、68年間ものアメリカによる日本人国民洗脳というのは恐ろしいものだ。

日本政府は、尖閣の実効支配と言う言葉を使わなくなった。実効支配とは、「自分達の側から見れば合法行為であっても、自分達以外の側から見ると不法な占拠状態であるかもしれない」ということだ。実効支配しているかどうかは、理論(理屈)ではない。

政府は、これだけの争いになってようやハッと気付いたようだ。野田首相は、よくもまあ国連総会で「国際社会の法と正義に訴える」と言えたものだ。「国際社会」とは何か、が分かっていない。国際社会とは「戦後の世界体制」のことであり、「ヤルタ=ポツダム体制」のことなのだ。
(国際的合意である、下関条約、ポツダム会談の条文では、尖閣は台湾に属している。)

だから何としても話し合いをして、日本の主張と中国の主張を闘わせながら、折り合いをつけなければならない。何があっても話し合いで解決すべきだ。この海域の共同管理、共同開発で折り合うべきだ。アジア人同士で、また騙されて、戦争することになったらどうするのだ。「アジア人同士戦わず」は長年の私の血の叫びだ。

日中両国は、これまで双方の血のにじむ努力で平和にやってきたのである。

共産主義の中国で、たくさんの人が殺された、だから中国人は残虐だ、というのは中国国内の話である。だから中国人は信用できない、不気味な民族だ、などどいうのは、自分のことを省みないで吐く暴言だ。それは右翼たちのゆがんだ精神から出てくるコトバだ。他人(ひと)のことを蔑むだけの言動は慎まなければいけない。人間は常に努力して、他社に対して上品でなければならない。

(棚上げ論について)1972年、北京で日中共同声明が調印された。中国の周恩来首相と日本の田中角栄首相と大平正芳外相会談で、田中角栄が尖閣諸島についての懸念を言うと、周恩来首相は「尖閣問題について、今、これを話すのはよくない。石油が出るとわかったから、これが問題になった。石油が出なければ台湾も米国も問題にしない」と答えた。棚上げ論はこの時からはじまった。(以下略)以降、棚上げで合意されていた。

これを当時の外務大臣だった前原誠司が、2010年9月7日に勝手に破った。アメリカのヒラリー・クリントンたちの意を受けて、海上保安庁に中国漁船を拿捕させたのである。前原は「棚上げをした覚書などない」と言い切った。が、このことについて外務省は今も口ごもって、黙っている。

棚上げを前提として、日中両国で平和的に共同管理するという考え方でずっとやってきた。それなのに、またしても仕組まれて、日本のほうから手を出して火をつけてしまった。「国際社会」は恐らくそういう判断を下す。

石原慎太郎東京都知事が、2012年4月16日に、突然、アメリカのヘリテー時財団に呼ばれて行って、妙な感じで記者会見した。尖閣諸島を東京都が買い上げるという案をぶち上げた。それで買い上げ資金として、14億円以上の寄付金(義捐金)が集まった。

日本の右翼たちは、このあと尖閣に灯台などの設備をつくって警察を駐留させろ、と今の時点で主張している。そして、「どうせ中国は攻めてこない。日本の海上自衛隊に敵うはずがない」と希望的かつ楽観的な観測を一様に述べている。これは、夢と希望と願望で相手の出方を推測しているに過ぎない。中国の激しい怒りと、それを形成している歴史認識と国際社会のあり方を無視して、日本側が勝手な主張を押し通そうとしても、どうせうまくゆかない。

(そして解決に向けた、とても大事な主張だと思ったのが、以下の部分です。これから、かつてなく冷静で慎重な対応が必要です。)

私たちは、現在と将来にわたって責任ある言動をしなければいけない。この緊迫した時期に、真剣に知識を集め、深く考えなければいけない。すぐにでも日中の政府間の話し合いを始めるべきだ。それが大人の態度というものだ。日中間の戦争だけは絶対に避けなければいけない。

相手を蔑まず、しっかりと相手の主張も聞き、それを議論しながら、お互い努力して解決すべきだと思います。そういう努力の結果、それが相手に敬意を持たれることになると思います。

放っておくのでなく(放っておくと、統計上紛争に発展するケースが多いそうです)
日本から中国高官の話を聞きに行き、積極的に意見交換する。これを早くやることが大切と思います。いままでのパイプをフル活用しながら。

真剣に知識を集め、交渉し、また知識を集め・・、という努力が必要になってくると思います。

コンビニ的商業文化でいわれる「これで一発解決」ではなくて、相手に敬意を払いながら、一緒に解決に向けて努力する、そういうのって美しいじゃないですか。

あとひとこと、
日中国交正常化について、田中角栄が話題になりますが、
自分としては、周恩来(国務院総理)という政治家は、ほんとに肝っ玉が据わっていて、情熱、正義感があり、すごい人だな、と思います。まじめに、相手に敬意を持って、命がけでやってたんだろうな、というのが、映像などを見ると伝わります。すごい人だなと。

国交正常化交渉の時には、すでに癌に苦しみながらも、国交回復に向け努力していたそうです。
田中角栄との乾杯で、周恩来が、角栄と向き合い、一気に酒を飲み干す動画に感動したことがあります。あの真剣なまなざしに。大国を支える政治家は、ほんとうにすごい人たちなんだろうなと思います。

これから、我々は、相手国の立派な元首たちに敬意を払い、その熱意も受け継ぐべきと思います。


スポンサーサイト

このページのトップへ
コンテントヘッダー
コンテントヘッダー

コメントの投稿

非公開コメント

このページのトップへ
このページのトップへ
検索フォーム
プロフィール

飛鳥次郎

Author:飛鳥次郎

最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
月別アーカイブ
メールフォーム
情報交換しましょう~!

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR