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お笑い沖縄ガイド

昨日、勤め先に近い売店で、「お笑い沖縄ガイド」(小波津 正光 著)を見つけ、いつも表紙を見て素通りしていたんですが、パラパラめくると、かなり面白そうに思えてきたので、さっそく買って読みました。

はじめには、米軍基地に入った体験が載っていました。(自分も入ったことありますが、確かに、ここはアメリカ!といわんばかりのスペースの使い方がすごいですし、食いもんもジムなどの福利厚生も違う、受ける豊かさが違うというか、人間としてのランクが違うのかな、と感じたりしてました。まあ、向こうも兵役についてるから、あれがアメリカンスタンダードではく、ある程度は優遇されているんでしょうけど。)

また、沖縄市にある「オーシャン」なるカフェ・バーで、往年タコス作りの達人のおばさんの話を聞いたり、そこでハーフ(今の表現ではミクス)の子供たちの面倒を見ている元アメリカ兵の話が出たり、国籍、人種を超えて、「沖縄の荒さ」みたいなものを生きこなしている人間模様が、なんともこう、たくましく美しくて印象的でした。

そして、筆者が、親の病気の面倒を見ながら、自分は親のおかげでやっと食っていけるようになったと言って、支えてくれた親と家庭、親族に感謝しているくだりがありました。そこに沖縄の、えもいわれぬ若い世代の貧しさと親族とのつながりを表されているように感じました。

そして最終章で著者の嫁の、旦那を思い共同生活する、苦しさを出さないたくましさ、やさしさが描かれれおります。

つい、怒涛のように感想を書き連ねてしまいましたが、もう1箇所だけ感想というか解説を書かせてください・・。

あとがきでは、沖縄の人が「亡くなった人といつまでもつながっている」と考え、「新しく生まれる命に対しては純粋に歓迎する」から、貧しくても子供を産む。そして生活が貧しくても、「今ある命に感謝し明るく笑って生きている」と沖縄の人生観のようなものを説明しており、そこはかなりポイントを突いてるのではと思いました。

・・さらに、上記感想に至った理由・背景を書けば、本1冊くらいになってしまうと思うのですが・・。
ともあれ、沖縄の30代くらいの典型的な生活、心情が非常に闊達なテイストで描かれていて、味のある沖縄本だと思いました。
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