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津波について

日本各地、ほんとうに注意だと思いますので、示します。
情報をひとつでも多く、頭に入れていただけたらと思います。

こころのかけはし祈りの和 ブログより

津波について
http://shizentohito.blog.fc2.com/blog-entry-13.html
2016/03/22 00:22

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から5年の歳月が流れました。未だに行方不明の方、自宅に戻れない方など、まだまだ多くの方々が地震からの復興途上にあります。
5年ということで様々な特別番組が放送され、ご覧になられた方も多いと思います。これまでには表に出なかった津波の映像や、消防や自衛隊が撮影した映像も放送されました。これらの映像を見ると、改めて津波の恐ろしさを目の当たりにし、そして各地に襲いかかる津波の状況は一律ではないことを知ることになりました。
これまで私達が目にしてきた津波の映像は、もの凄い勢いで迫ってくる津波や、壊れた建物の土煙と一緒に襲ってくる津波など、いずれも激しい状態のものでした。ところが千葉県旭市に襲来した津波は、最初は下水の側溝から水が溢れるだけの小さなもので、「こんなものか」と思われた住民の方々も多かったようです。当初は皆さん避難をされましたが、時間も経過し、玄関の鍵を掛けなかった等の理由で一度自宅に戻られる方達が出て来ました。地震発生から約2時間半が経過した5時半近くに来た第四波が最も高く、自宅に戻られた方達の中で犠牲者が出てしまいました。岩手県では第二波が一番高かったりと、地形によって津波の高さや様子は様々でした。
今回は改めて「津波」について詳述したいと思います。

1.津波は世界共通語
日本では、地震など海底地形の変動による大波を「津波」と呼んできました。これは入り江や港(津)で急に大波となって襲ってくる特徴をよく捉えた言葉でした。
英語では元々「tidal wave」といっていましたが、1946年のハワイ沖の津波の際、日系人が使う「津波」という言葉が知られると、「tidal wave」が潮汐による波という意味だったことから、これと区別するため「tsunami」が用いられるようになりました。そして、2004年のスマトラ沖地震の津波で、「tsunami」が世界中に広まりました。

2.海溝型地震
地震は「海溝型地震」と「内陸地震(直下型地震)」の2種類あり、津波を発生させるのは「海溝型地震」です。
日本は海のプレートである太平洋プレートとフィリピン海プレート、陸のプレートである北米プレートとユーラシアプレートという4つのプレートが接する境界に位置しています。海洋プレートは大陸プレートの下に1年間に数cmから10cm程度のゆっくりしたスピードで沈み込んでいきます。この沈み込みの動きにつられて、大陸プレートも少しずつ引きずられます。この時、大陸プレートには引きずられる動きに反発して、元に戻ろうとする力が働きます。2つのプレートの境界付近にはこうした力が働き、ひずみが生まれています。
引きずり込まれた大陸のプレート先端部にひずみが溜まり、100~200年ぐらい経つとひずみの蓄積に限界が来て、それまで押さえ付けられていた大陸プレートの元に戻ろうとする力が解放されて、勢いよく跳ね上がります。このようにぎりぎりの力で保たれていた大陸プレートと海洋プレートのバランスが崩れることで、2つのプレートの境界を震源として起きるのが、2011年の東北地方太平洋沖地震のような海溝型地震です。
そして大陸プレートが跳ね上がると、プレートの上にある海水が盛り上がります。こうして引き起こされるのが津波です。津波が起きやすいことが、海溝型地震の特徴です。東北地方太平洋沖地震では震度7の揺れが観測された地域もありましたが、死者・行方不明者の殆どがこの時の津波によるものです。福島第一原子力発電所の事故も、津波が原因で起きました。
またこの地震の後では、これまで地震が起きなかったような地域でも、頻繁に地震が起きるようになりました。このように海溝型地震は大きな被害をもたらすだけでなく、プレートの様子を大きく変え、予測困難な地震を引き起こす原因ともなるのです。

3.津波のメカニズム
① 津波は水のかたまり
海溝型地震が起きると、大陸プレートの端の部分が勢いよく跳ね上がります。これによりプレートの上にある海水が上昇し、海水面が一部分だけ盛り上がります。海水面は凸凹が出来るとなるべく平らに保とうとする力が働き、盛り上がった部分が巨大な水のかたまりになって水平に動き始めます。これが津波です。津波をもたらす水のかたまりは幾つもでき、何度も繰り返して陸地に向かって来ます。なお津波は大陸プレートが跳ね上がるのではなく、海底が陥没して引き起こす場合もあります。
② 津波のスピード
津波には、水深が深いほどスピードが早く、浅いほど遅くなる性質があります。陸地に近くなるほど水深が浅くなるので、津波のスピードは遅くなります。その結果、後から来た波に追いつかれ、更に大きなかたまりになって沿岸部を襲うのです。千葉県旭市のように、第一波ではなく第四波が最も高かったのはこのためです。ただし旭市の場合は、別のメカニズムも働いていました。
具体的な津波のスピードは、太平洋の水深4000~5000mの深い所では津波のスピードは驚くほど速く、時速700~800kmとジェット機並みのスピードになります。陸地に近付きスピードが遅くなるとしても、水深500mなら新幹線並みの時速約250km、水深100mだと自動車並みの時速約100kmもあります。水深10mでも時速約36kmで、これは100mを約10秒で駆け抜けるオリンピック選手並みの速さです。津波が来てからでは、とても逃げ切ることは出来ません。揺れが治まった直後からの、速やかな避難が重要になります。
③ 押し波と引き波
津波が大きくなりながら沿岸に到着すると、大量の海水が陸地を上っていきます。これを「押し波」といいます。上りきってしまった後、大量の水は逆に海の方へ戻っていきます。これを「引き波」といいます。
震源付近で海底が陥没する地震では、押し波の前に沿岸の海水面が低くなる「引き潮」の状態になることもあります。こうしたことから「津波の前には潮が引く」という言い伝えもありますが、必ず先に引き波があるとは限りません。いきなり来る押し波にも十分な警戒が必要です。
津波は沿岸近くにくると海底の地形や海岸線の形などの影響を受け、回り込んだり跳ね返ったり複雑な動きをします。その結果、隣り合った場所でも、津波の大きさや被害状況に著しい違いが見られることがあります。
津波のメカニズム(内閣府・防災教育DVDより)
  https://www.youtube.com/watch?v=xRt_4_QVIWM

4.津波警報・注意報
津波警報と津波注意報は、地震が引き起こす津波について気象庁が発表する情報です。
津波の予測は、地震の2~3分後に第一報が出されます。通常の地震の場合1~10m超の5段階で発表されますが、マグニチュード8を超えるような巨大地震が発生した場合は、「巨大」「高い」などわかりやすい表現で発表されます。
もし「巨大」「高い」という発表があった場合は、東日本大震災クラスの津波が襲ってくる可能性があるということです。ただちに安全な場所への避難を開始しましょう。また予測が低かった場合でも油断せず、安全な場所に避難することが大切です。
気象庁 津波警報・注意報
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/joho/tsunamiinfo.html

5.今後予想される海溝型地震
① 過去に発生した海溝型地震
2011年の東北地方太平洋沖地震の被害は余りにも大きなものでしたが、日本列島では過去にも大きな津波に襲われて被害が出ています。中でも最大の被害が出たのが、1771年4月24日に八重山列島付近で発生したM7.4の地震による津波被害です。この地震は「明和の大津波」と呼ばれています。最大遡上高30mもの津波が発生し、宮古・八重山列島で合わせて12,000名もの死者・行方不明者が出ました。東日本大震災を上回る巨大な津波は、石垣島を横断したとも言われています。またこれらの島々では、この時に打ち上げられた「津波石」と呼ばれる巨大な石を現在も見ることが出来ます。
また東北地方では過去にも1933年の昭和三陸沖地震(M8.1)で死者・行方不明者3,064名、1896年の明治三陸沖地震(M8.2)で21,959名もの方が亡くなられています。
近年では1993年7月12日に発生した北海道南西沖地震(M7.8)で、死者・行方不明者が230名、1983年5月26日に発生した日本海中部地震(M7.7)で、津波により100名の方が亡くなられています。
② 今後発生する海溝型地震
近い将来、必ず発生するのが「南海トラフ巨大地震」です。これは東海・東南海・南海地震の震源域が連動する巨大地震で、遅くても2040年までには発生すると考えられています。この地震については、改めて詳述します。
それ以外にも、
・日本海溝アウターライズ地震
・北米プレートの下に太平洋プレートが沈み込んだ千島海溝から北海道根室沖
・東北地方太平洋沖地震で割れ残った北方部分の青森県東方沖
・東北地方太平洋沖地震で割れ残った南方部分の茨城県沖
・太平洋プレートとフィリピン海プレート境界にある伊豆諸島沖
・宮崎県日向灘南部沖
・八重山諸島周辺と奄美地域
上記のような場所で、地震発生が懸念されています。これらは全部太平洋側ですが、日本海側にも日本海東縁変動帯という幅数百kmの地質学的ひずみの集中帯が存在しています。約100年間隔で活動が活発な時期と平穏な時期が繰り返されており、現在は活発な時期になっています。サハリン東岸から北海道西方沖を経て新潟附近の地帯では、過去200年でM6.5を超える規模の地震が約10回程度発生しています。日本海側の地震は震源が陸地に近いため、太平洋側の海溝型地震と比較すると地震発生から津波襲来までの時間が短い、太平洋側の地震より大きな津波が発生するという特徴があります。

東北には「津波てんでんこ」という言葉があります。これは「津波が来たら各自てんでんばらばらに高台へ逃げろ」「自分の命は自分で守れ」という意味になります。日中の地震では、学校や職場など家族がばらばらな場所にいます。普段から家族で話し合って決めておけば、家族の心配をして家へ戻って津波に巻き込まれるという悲劇は避けられます。
日本列島は海に囲まれており、海溝型地震の起きる可能性がある地域は、日本全体といっても過言ではありません。日本列島は「地震列島」や「火山列島」であると同時に「津波列島」でもあるのです。
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