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今回の東日本大地震、それを取り巻く諸外国の思惑とは

 震災とそれにかかる外国の支援について、外国の支援を拒絶する例が見られます。一般的に、人道的理由にせよ、被災地域に外国の軍隊の進駐を許した後、なかなか撤退しない事例も多く、主権国家においては、救援要請も慎重にされることが多いからです。

 だとすれば、この震災で日本は諸外国から、どのような視線で見られているのでしょうか。これについて週間ポスト4月22日号で興味深い記事がありましたので紹介します。
「日本は再び 『ギブミーチョコレート』でいいのか(週間ポスト4月22日号)」より

・中国は当初、100人規模の救援隊を派遣する意志を日本側に伝えていたが、震災直後被災地に入るためには、米軍三沢基地を経由しなければならず、米軍が難色を示したことから、15人という小規模になった。(一方で米軍は最大2万人、8,000万ドル(約68億円)の「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」を展開した。)

・マイケル・シファー国防次官補代理は、下院軍事委員会で、「在日米軍を含め、アジア太平洋地域で前方展開兵力を持つ意義を示した」とし、今回の支援の裏には、日米同盟存在の意義を日本に再認識させ、中国やロシアに見せつける狙いもあったことを認めた。

・一方で、震災後、中国のヘリが東シナ海で海自艦に接近したり、ロシア軍機が日本領空に接近して空自戦闘機が発信するなどしたが、それについて宮崎正弘氏は「震災復旧で手薄になった自衛隊の防衛能力がどの程度かを探りを入れているんです」と分析。つい最近、韓国が竹島に海洋基地建設計画を発表、建設を始めているのも、その一環。

・経済面でも、中国の経済専門新聞「第一財経日報」では、「日本の大震災と不況入りは、中国にとって千載一遇の機会であり、これを契機に中国企業が、基幹部品や素材の供給先である日本の地位を奪える」と報じたとのこと。(非情ですが、業界ライバルからすれば、こう考えるのはありうると思います。)

京都大学の佐泊啓思氏によれば(下記4点の事実を指摘)

1.原発大国1位の米国と2位のフランスが、福島原発への支援を競っているのは、時刻の原発政策への影響を防ぐと同時に、今後の原発市場をめぐる駆け引きでもある。(原発の海外売り込み、日本への売り込み、などを指すのでしょう。)

2.米国が狙っているのは、日本が復興するに向けて生じる復興特需である。

3.ジェームス・アワード国防総省日本部長は「復興のためにTPPを批准し、農業改革をせよ」と言っており、震災や原発事故で打撃を受けた農産物市場にTPPをチャンスとして食い込もうとしているのは、確実である。

4.米投資情報誌「バロンズ」によれば、日本株が震災以降、12%も下がったのは、むしろ過剰反応で、大震災前でも割安だった日本の株はさらに安くなり、そういう意味で絶好の投資機会と書いている。(米国からすれば、震災も投資機会の一つ)

以上のことから、佐泊氏によれば、

・「社会的なインフラの再構築、中期的な震災地の復興から、長期的な国土計画まで、政府が主導する強力なプランを日本自らが立てないといけない」とし、「いわば、関東大震災後に後藤新平が描いた帝都再興計画のようなことが求められ、それを外国の間接統治なしでやることが必要」と述べており、記事は「GHQの間接統治で日本は戦後復興したが、これを繰り返せば、今度こそ日本は経済的属国に堕ちてしまう。」と述べています。

つまり、日本国政府が、自らの国のための復興計画を、自らのイニシアチブで作り、予算を組み、実行しなければならない、ということです。復興資金の外国への流出にも注意すべきでしょう。(米にいろいろ権益を握られている政府上部、官僚がそれをできるかは、とても怪しいですが。)

今までのパターンからすれば、どさくさにまぎれて、TPP批准、米国債・欧州への資金流出用の消費税アップ、米へのグリーンニューディールビジネスへの資金流出、を考えるでしょう。さらに、電気代システムの見直しと言って、電力の見舞金が、国民の電気代に上乗せされないことを祈ります。)

こういう事情を鑑みると、本当に日本の立ち位置は、アメリカ、ロシア、中国、などの強力な帝国に囲まれているし、しかも国内でも利権がんじがらめな日本という国が、国民のための主権と国益を維持するのは、並大抵ではないなぁと思います。

少なくとも、国民がもっとこういう冷徹な議論をするのは、大切なのではないかと思いました。

明治期の日本国民が、ロシアからの三国干渉を、自分の国力を理解しながら、外国との駆け引きの中で「臥薪嘗胆」と言って辛抱したことのような、リアルな国民意識を持つのは、必要なのではと。別に戦争をしようという意味ではなく、リアルに自国の立ち位置を理解し、国益を追求する国民意識を持つ(勝てない戦争はしない、不当な国家間取引には怒り、対策を練る)、という意味で。

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