コンテントヘッダー

孫崎享著 「不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換」が実はリアル!

先に書いたものに関連してですが、
 思い出したのですが、孫崎享氏も、実は、アメリカが日中戦争を画策していると言っていました。
 
 孫崎氏は著作の「日本の国境問題」、最近発売の「不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換」等において
「日本には中国との紛争を軍事的に解決できる手段はない」
「日本人が(中国と戦っても勝てないという)現状の厳しさをまず認識すべき」と言っています。

 そして、この本で出てくる「オフショアーバランシング」が、米国内でかなり広く用いられているとのことです。
 「オフショアー バランシング」とは、「大国が、想定される敵国が力をつけてくるのを、自分に好意的な国を利用して抑制させる」という考え方で、これを東アジアに適用すると「台頭する中国に対して、日本を当てよう(ぶつけよう)とする考えかた」であり、米国は、「その利益のために、これまで以上に日本を軍事的に利用する」方針を決めているとのことです。先の記事で書いたことと同じ戦略です。
 
 孫崎氏によれば、この背景があるため、アメリカは最近日本にF35を購入させたそうです。納入が遅いとか揉めていましたが。
 これについて「国防総省は、装備の共通化によって相互運用性を高めるため、日本にF35の導入を求めていた」としていますが(時事通信12月21日)、
 これは、わかりやすく言えば「米国戦略の実施のために、日本のお金でF35を配備させ、自衛隊を戦闘要員として使い、米国が指揮する体制が強化されたということである。今後、自衛隊を米国戦略の中で使うという動きはますます増強される。」とのことです。ますます先の記事と同じ戦略です。

 また、この本では、戦略論の金字塔「孫子」の一節「小勢なのに強気ばかりでいるのは、大部隊の捕虜になるだけである」が示されていますが、これがまさに今の日本を表しているように思います。

 少し考えたらわかると思うのですが、
 田母神さんのいうように、いくら日本が核武装しても、一度中国に数万発のミサイルを撃たれたら、人口密集地、原発も多いことから日本はつぶしがきかず、壊滅的打撃を被るので、負けてしまいます。

少し別の話になりますが、最近の、不自然に丁寧な、期間予告つき北朝鮮の人工衛星発射で話題のPAC-3も、命中率(よくて)9%くらいで命中率悪いですし。実際守れるわけありません。
ただ、アメリカの実験によると、ICBMの中に電子信号発信装置を入れて、あるていどあてることはできるようなので、打ち落とす大々的な演出をするか(別動画使用)、打ち落とさないにしても危機を煽るかして、当分PAC-3を売り込んでくるとは思いますが。

PAC-3の件は、軍事予算を減らされてるアメリカが、台湾と日本にほとんど役に立たないミサイル売って、せめてものひと稼ぎをしたいだけな話で・・。

 ちょっと逸れました。核ミサイルに話を戻します。
 仮に、日本が先制攻撃したとしても、中国の国土は広く、人口もありますから、余力をもって日本に反撃し、やっぱり日本が壊滅的打撃を受けます。現時点で、保有するミサイルの数の桁が違います。
 これが厳然たる現実です。ギャーギャー騒いでも、中国人をけなしても、勝てないんです。

 残念なことに、日米のこれまでの取り決めからすると、アメリカも日本を助けることはしません。尖閣、竹島、北方領土でも自民党政権時から、アメリカは実はノータッチを通しています。これをしゃべったモンデール大使はすぐ辞めさせられました。
これについて石原慎太郎氏はいつも、ぶつぶつ言っています。
 
 アメリカは、自国議会の議決を得ないと中国との戦闘に参加できない。米議会が果たしてそれを認めるかとなると難しいと思います。アメリカにとって、今は、日本より中国の優先度が高いわけで。
(これがこの本のいう「不愉快な現実」なわけです)

 結局、日中が戦争になったら、アメリカは武器を売り、補給するだけです。冷戦と同じ。自分の身は守るシフトをさりげなく取っているのが毎度アメリカの頭脳的なところです。

孫崎氏によれば、軍事手段以外で生き残るために、下記の提案などをしています。日本が生き残るには、白黒つけずに、地味ですが、じっくりと紛争回避をすることが肝要です。
かっこうつけたり、強気で突撃などは厳禁です。繊細で、忍耐強く、調整能力の高い日本人ならできると思います。

孫崎氏は、ASEANと中国の間には、紛争解決のためのセーフティネットがあることに言及し、
「領土問題が懸念される島への居住など、争いを紛糾・拡大させる行動を自制する」
「第三者を介入させ、国際世論を前面に出す」
「日中で軍事力を使わないことを原則にし、言及する。」
「日中間で、資源について合意を行い、遵守する」
などを提案しています。
実は、歴史を見ると、軍事によらず、戦争を回避した国はたくさんあります。

英国仕込みの国際戦略のプロ、孫崎享氏「不愉快な現実」ほんとに、リアルな日本の現状をまず知るためにも、お勧めです。

スポンサーサイト

このページのトップへ
コンテントヘッダー
コンテントヘッダー

コメントの投稿

非公開コメント

このページのトップへ
このページのトップへ
検索フォーム
プロフィール

飛鳥次郎

Author:飛鳥次郎

最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
月別アーカイブ
メールフォーム
情報交換しましょう~!

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR